富士通F、アンテナ一体型のRFIDリーダライタ発売

サービス・商品富士通フロンテックは13日、アンテナ一体型のUHF帯RFIDリーダライタ「FUJITSU RFID・センサーソリューションカウンターセンサースリム」の販売を開始した。

アパレル業界などの小売業を中心に、RFIDの導入が加速するなか、POS端末と連携した売上処理や入出荷検品などの業務に適したツールとしてカウンターセンサースリムを製品化した。これまで分離していたリーダライタ部とアンテナ部を一体化するとともに、制御部の小型化により、本体の厚さを17.5ミリと、従来機比で70％削減。スペースの限られた店頭カウンターでも邪魔にならない大きさとデザインを実現した。

さらに、アンテナ構造の見直しと通信制御方式を最適化することで、リーダライタの上方だけを高い精度でセンシングするよう読み取り性能を強化し、誤って近傍の商品タグを読み取るリスクを軽減したほか、送信出力を特定小電力の250mW以下としたことで、無線局への申請が不要となり、RFIDシステムの導入を容易にした。

このほか、電源をPOS端末、タブレットやパソコンからUSBケーブルで供給できるようにしたことで、専用電源の確保が不要となり「すっきりとスマートな利用環境」を提供する。

また、RFIDシステムをクラウドサービスで提供する同社のRFIDプラットフォームと組み合わせることで、RFIDに対応したシステムを短期間、低コストで構築できる。