ロジスティクス山九が28日に発表した2015年4-12月期決算は、機工事業の減収を物流事業でカバーし、増収増益となった。
港湾・国際物流でコンテナ取扱量が増加に転じるなど回復の兆しが見られ、ターミナル作業の効率を高める取り組みにより、作業量の増加が収益に寄与。東南アジアで機械・設備輸送作業が順調に推移し、物流事業全体でも増収増益となった。
機工事業は、国内工事の減少で減収となったものの、コークス炉の回収を中心とした基盤整備、設備解体工事の受注拡大、海外大型工事の施工管理体制強化に伴う利益回復で収益を押し上げ、利益は9%の増益を確保した。
[山九]2016年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期 第3四半期 | 2015年3月期 第3四半期 | 増減 | |
---|---|---|---|
売上高 | 359,596 | 354,377 | 1.5% |
営業利益 | 17,586 | 14,854 | 18.4% |
経常利益 | 14,464 | 15,140 | -4.5% |
当期純利益 | 8,754 | 8,699 | 0.6% |