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小売・ヘルスケア・3PLの3業界に特化した機能など追加

インフォア、実行系サプライチェーン製品を刷新

2016年2月2日 (火)

サービス・商品インフォアの日本法人「インフォアジャパン」(東京都千代田区)は2日、サプライチェーン実行系アプリケーション「インフォアSCE」の最新バージョン「インフォアSCE10.4」を日本市場に投入する。

インフォア、実行系サプライチェーン製品を刷新

インフォアSCEは、倉庫管理システム「インフォアWMS」に労務管理、3PLビリング(請求処理)、輸送管理機能を組み合わせたサプライチェーン実行系アプリケーションで、在庫、倉庫スペース、倉庫で働く人員を最適化し、複雑なサプライチェーンのビジネスプロセスを合理化するサービス。

同サービスの利用は、自社運用型のオンプレミスと月額料金で利用するクラウド型の両方に対応する。

最新バージョンでは、さまざまな業界の顧客から得たフィードバックを反映し、商品受注から出荷管理まで一連のフルフィルメントに対応した倉庫管理の新機能、業界に特化した新しいダッシュボード、UIをカスタマイズするための拡張機能などを追加した。

これらにより、サプライチェーンの激しい動きをサプライヤーや顧客の視点から可視化できるようになる。

具体的には、(1)フルフィルメントに対応した動的スロッティング(2)入庫品質管理の強化(3)HTML5に基づく無線デバイスでのウェブUI(4)業界に特化した3つの新しいダッシュボード(5)UIをカスタマイズするための拡張機能――を盛り込んだ。

フルフィルメントに対応した動的スロッティングでは、動的な倉庫の割り当て(スロッティング)機能を搭載。倉庫管理者に商品の回転スピードやほかの関連情報の変化に合わせた倉庫レイアウトの組み直しを提案し、あらかじめ指定された保管場所がなくても、自動で割り当てを行うことができる。

入庫品質管理機能は、入庫品をサンプリングして品質調査を行い、その結果を効率的にトラッキングできる。新しい設定画面により、オーナー、サプライヤ、品目レベルでサンプリングルールを定義し、サプライヤーへの品質マネージメントを強化する。

また、既存の遠隔操作ソフトによるRFデバイスへの対応に加え、HTML5に基づくRFデバイスでウェブUIを提供できる体制を整備。これによりインフォアSCEのユーザーは、プットフォームに依存せずRFデバイスやスマート機器を活用できる。

細かく設定可能なメッセージングアプリケーションを追加すれば、RFデバイス同士での会話が可能になるため、倉庫プロセスのスピード化につながる。

さらに、小売・ヘルスケア・3PLの3業界向けダッシュボードを追加。使いやすさと業界向け機能にこだわり、業界特有の評価指標やKPIを閲覧できるようになった。

同社では、最新バージョンの提供開始に合わせて、インフォアSCE10.4の新機能、国内の物流ソリューションベンダーによる倉庫管理の最新情報を紹介するセミナーを東京と大阪の2会場で開催する。

セミナーの概要は次の通り。

■セミナー「ロジスティクスを見直そう!時代の変化に対応した新しい時代の倉庫管理とは」
<東京会場>
開催日:2016年2月18日14-17時
場所:インフォアジャパン
参加費:無料(事前登録制)
セミナーURL:http://www.infor.jp/events/20160218

<大阪会場>
開催日:2016年2月24日14時-17時
場所:ミカサ商事
参加費:無料(事前登録制)
セミナーURL:http://www.infor.jp/events/20160224