メディセオ、新潟市に初の物流拠点｢新潟FLC｣開設

メディカルメディセオは5日、新潟市西区に医療用医薬品や医療材料などを供給する新物流拠点「新潟FLC」（新潟フロント・ロジスティクス・センター）を竣工した。

同社の物流拠点はALC（エリア・ロジスティクス・センター）とFLCの2種類あり、これまでにALC6か所とFLC42か所が稼働。欠品のない豊富な在庫、分割販売、効率的で時間を創出する検品機能など、利便性を高めるための物流サービスを医療機関や調剤薬局向けに提供している。

新拠点では、高精度需要予測システムによる「欠品のない定時・適量納品」や、高精度出荷システムによる「ミスのない完全梱包」「お得意様別梱包」「個口スキャン検品」「分割販売」「土曜日配送」など、ALCと同等の物流サービスを整備。

エリア最大級の8500品目の在庫を持つことで、注文に対して「ほぼ品切れを起さない物流体制」を確立する。在庫アイテム数は最大2万品目まで対応する。

利便性と災害対策を備えた新潟県初のFLCとして、十分な庫内スペースを確保し、後発品の拡大などに伴う在庫アイテム数の増加にも対応する。

■新潟FLCの概要
名称：メディセオ「新潟FLC」
所在地：新潟市西区亀貝字堤728-1
敷地面積：1万120平方メートル（3060坪）
建築面積：4372平方メートル（1320坪）
延床面積：5957平方メートル（1800坪）
構造：鉄骨造、地上2階建て
設備投資額：総額20.7億円（土地3.6億円、建物・設備など17.1億円）
出荷金額（稼働当初）：年間120億円
稼働時期：2016年3月