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北陸信越運輸局、支局に資材ボックスの落下防止指導を指示

2016年2月19日 (金)

環境・CSR北陸信越運輸局は、群馬県内の上信越自動車道上り線トンネル出口付近で昨年11月18日、渋滞していた車列に大型トラックが追突し、合わせて6台が絡む多重衝突事故で10人が死傷したことを受け、管内の運輸支局に対し、管轄する地域の運送事業者に輸送の安全確保に取り組むよう指導することを要請した。

この事故では、先行していた新潟県内の運送事業者の大型トレーラに備えられていた資材ボックスが落下し、積載していた木材が道路上に散乱したのが渋滞の発生原因だと指摘されている。

運輸局は調査したところ、この運送事業者は資材ボックスを事故の数か月前に老朽化のため交換しており、その際、新車架装時と異なる方法で取り付けていたこと、資材ボックスには常時100キロ程度の木材を積載していたことが判明したという。

そこで、輸送の安全確保を図るため、(1)車体へ装着されている資材ボックスなど構造物の確実な取り付けを点検し、不良箇所が発見された場合は早急に対策を講じること(2)資材ボックスなどの使用は、使用する物品に応じた構造とし、その機能の維持を適切に管理すること(3)積載物などが走行中に荷崩れなどにより落下しないように、適切、確実な固縛を行うこと――の3点を運送事業者に周知するよう求めた。