ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

菊川鉄工所、現拠点の事業継続性を懸念、新工場建設へ

2011年10月17日 (月)

拠点・施設菊川鉄工所は17日、同社工場が老朽化によって「将来の事業継続性に対する懸念がある」として、新たに三重県伊勢市の産業用地「サン・サポート・スクエア伊勢」で用地を購入し、新工場を増設すると発表した。

 

同社の現工場は、1956年の伊勢湾台風で損壊後に建築されたものが大半を占め、隣接している本社機能を持つ事務所棟も69年に竣工された。同社では「現状で機能的には充分だが、将来の事業継続性では、それぞれの老朽化に伴う自然災害による被災リスクや業務効率の低下が懸念される」として、新工場の建設を決めた。

 

伊勢市所有の工業団地「サン・サポート・スクエア伊勢」の一角にある土地を新たに購入し、リスクの分散に対応するとともに、近年増加している大型機械製造のインフラの拡充、将来の優秀な人材確保のための魅力的な生産拠点として、新工場を運用する。11月30日に土地の引渡しを受け、12月10日から着工、2012年5月1日からの生産開始を目指す。

 

■新工場の概要
名称:菊川鉄工所サン・サポート・スクエア伊勢工場(仮称)
所在地:三重県伊勢市朝熊町(産業用地「サン・サポート・スクエア伊勢」内)
敷地面積:3万1493平方メートル
建物面積:8000平方メートル(工場、事務所)
総投資額:約12億円(うち土地取得価額約3億円)
資金計画:自己資金を充当予定
生産品目:木工機械、工作機械