国内北海道は26日、北極海航路の利活用に向けて最新情報や研究成果などを共有する研究会を札幌市で17日に開催し、行政機関や港湾関係者など50人が参加した、と発表した。
国土交通省総合政策局海洋政策課の志水康祐氏が「北極海航路の利用に関する最新情報」、北日本港湾コンサルタントの大塚夏彦企画部長が「北極海航路の利用状況と展望」について最新情報を提供。
苫小牧港管理組合の蠣崎友美氏が「北極海航路利用の苫小牧港の取り組み」、北海道総合政策部の落野憲人氏は「北極海航路の利活用に向けた方針」の策定について、それぞれ報告した。
北海道では、情報収集やロシア・ムルマンスク州などの欧州川地域と官民による交流を進めながら、欧州と北海道間の新たなルートによるコンテナ輸送の実現に向け、輸送ニーズの掘り起こしや輸送コストの分析、他航路との比較など、ビジネスモデル開拓の可能性の調査・検討を進めることにしている。