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マルミヤストア、オーケーの大分県事業買収で合意

2016年3月23日 (水)

M&Aリテールパートナーズ(旧社名は丸久)は22日、子会社のマルミヤストアが新会社「新鮮マーケット」を設立し、オーケー(大分市)が「新鮮市場」のブランドで運営する食品スーパー事業のうち、大分県内の事業を6月24日付で吸収することに合意したと発表した。

オーケーは、生鮮部門・惣菜部門をテナントによる出店で構築するビジネスモデルで出店を拡大していたが「経営環境の変化」で店舗の利益構造改革が重要となるとこのビジネスモデルでは十分に対応できず、営業施策が脆弱な状況に陥っていた。

また、2005年以降に事業の拡大を目的に積極的な出店施策を展開し、比較的大型店舗の出店を実施したが、食品スーパー事業の競争激化で期待した収益、キャッシュ・フローを得られず、オーケーの経営陣は事業の抜本的な再建にスポンサー、金融機関からの支援が欠かせないと判断。

一方、マルミヤストアは大分県を中心に宮崎県、熊本県、福岡県でスーパーマーケット事業を運営しており、大分県でドミナント戦略の推進を経営目標の1つに掲げていたことから、オーケーが大分市を中心に同県下に展開している食品スーパー事業を引き継ぐことで、ドミナントの形成による経営の効率化、安定化を図ることが可能になると判断。地域経済活性化支援機構がオーケーを支援対象事業者として買取決定を行うことを条件に、買収を決めた。