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国交省が方針公表、20年度以降に無人トラック隊列走行

2016年3月23日 (水)

話題国土交通省は23日、自動走行の実現に向けた取り組みを産学官の連携で協調して推進する方針を柱とした「自動走行ビジネス検討会報告書」を公表した。

昨年2月から経済産業省と共同で開催している「自動走行ビジネス検討会」で、自動走行の実現に向けた今後の取組方針などを報告書にまとめた。

報告書によると、2020-30年頃に実用化を目指す自動走行の将来像として、早ければ18年までに高速道路での「自動走行レベル2」(自動分合流)、20年頃には専用駐車場などで自動バレーパーキング(専用空間レベル4、完全自動走行)の実現を目指す。

20年以降は夜間長距離輸送などで後続車両が無人の隊列走行、専用車両によるラストワンマイル自動走行(レベル4)を実現させる。レベル4は専用空間の走行から検討を開始し、一般交通との混在は、実証実験実施者など「幅広い関係者が共有できる将来像」の明確化を進める。

また、自動走行を産学官が連携して取り組むべき重要な協調領域に位置付け、国が主導して検討を推進。自動走行技術を活用したビジネスモデルの具体化を進めるとともに、実証実験などを通じた研究開発を進め、日本が国際的なルール作りの中心となるよう、基準・標準の連携を深める。

高度な自動走行の実現に向け、大学の担うべき役割や分野についての議論を進める。

■報告書の詳細
http://www.mlit.go.jp/common/001123936.pdf