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富士通、館林データセンターに最高水準の新棟開設

2016年4月5日 (火)

拠点・施設富士通は5日、館林データセンター(群馬県館林市)に新棟(C棟)を開設し、稼働を開始した。

新棟は、空調設備や運用環境を最適化して「国内最高水準の環境性能」を備えるほか、ニーズが高まるハイブリッドクラウドへの対応や災害・セキュリティ対策に注力している。

同社は館林データセンターを顧客のビジネスを支えるデジタルビジネス・プラットフォーム「富士通デジタルビジネスプラットフォームメタアーク」の中核拠点として活用する。

新棟では空調設備や運用環境、ICT機器環境の最適化を図り、外気利用時間を従来の年間3250時間から7000時間に拡大するとともに、空気の自然対流を最大限活用する新たな建築構造と空調方式を開発し、空調などの設備に使用する電力を60%削減。

電力効率の指標「PUE」で、国内最高水準の1.20(設計値)を実現した。

またハイブリッドクラウドに対応した閉域ネットワークを標準装備するほか、顧客のニーズによって3タイプのサーバ室を提供する。

■館林データセンター新棟(C棟)の概要
センター名:館林データセンターC棟
建物構造:免震
延床面積:3万9000平方メートル
ラック数:4000
ティア:ティア4相当