ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

企業向け野菜配達、朝日新聞販売店の配送網活用

2016年4月11日 (月)

フード企業向けに野菜を配達する「OFFICEDEYASAI」(オフィスで野菜)を展開するKOMPEITO(コンペイトウ、東京都渋谷区)は、朝日新聞サービスアンカー(ASA)に加盟する東京都内6社と提携し、新聞配達網を活かして野菜の配送基盤を強化するとともに、エリア展開を加速していくと発表した。

オフィスで野菜

コンペイトウが提携したのはASA恵比寿、ASA赤坂青山、ASA田町浜松町、ASA大久保、ASA四谷、ASA銀座築地の6社。これまで自社で行っていた顧客企業への配送体制の構築、配送オペレーションをASA各社に委託し、ASAでは新聞の朝刊配達と夕刊配達の間の時間を活用して野菜商品の配達・回収を行う。

テスト運用期間を経て、3月から都内のASA6社で実運用をスタート。今後はオフィスで野菜のサービス提供エリアを神奈川県、埼玉県、千葉県の一都三県、大阪、名古屋などの地方大都市へと拡大していく考えで、年内に600社の顧客獲得を目指す。また、ASAの既存販売拠点を活用した営業連携なども検討していく。

同社は生鮮野菜・フルーツを企業に毎週配達するサービスとして2014年4月にスタートし、現在は野菜・果物ベースの飲料やスイーツ、惣菜などに配達商材を拡大。これまでに300社以上が利用しているという。

ASAの既存販売拠点を起点にした配送網を活用することで、コスト効率や顧客サービスの質を確保しながら、サービスエリア展開を素早く進めるとともに、自社配送では難しかった都心部外からの引き合いにも対応する。ASAにとっては、新聞購読者以外の顧客の増加が期待できる。