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古河スカイ、タイにアルミニウム板圧延工場を建設へ

2011年11月7日 (月)

荷主古河スカイは4日、タイにアルミニウム板圧延工場を建設するため、同国東部のアマタシティ工業団地で用地を購入すると発表した。

 

飲料缶、自動車熱交換器、電気部品など、東南アジア市場で成長が期待されるアルミニウム板材の製造・販売を目的とするもので、第一期では同社の国内工場から素条を供給し、日光工場の上工程休止後に遊休となる冷間圧延機を活用、冷間圧延以降の製造を行うことからはじめる。

 

その後、第二期として、鋳造工程からの一貫生産に早い段階で移行し、さらに生産能力を拡大する計画。

 

第一期の生産能力は年6万トン、工場建設費は約130億円となる見込みで、2012年3月頃から建設を開始し、14年1月頃の営業運転開始を目指す。工場建設資金は、自己資金を中心に、「必要に応じて金融機関などから調達する」としている。

 

古河スカイは、米国アルミニウム板圧延製造販売会社の株式取得で、北米の缶材製造拠点を獲得したが、東南アジアの製造拠点を拡充することにより、アジア市場の需要を取り込む。既存の欧州・中国の製造拠点と合わせて、グローバル市場でアルミニウム板圧延事業を強化する。

 

■新工場の概要
生産能力:年約6万トン(第一期)
工場建設費:約130億円(第一期)
建設開始:2012年3月予定(第一期)
操業開始:2014年1月予定(第一期)
事業内容:アルミニウム板圧延品の製造・販売