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タカセ、事故対応で特損計上し最終損益赤字化

2016年5月10日 (火)

ロジスティクスタカセは10日、前3月期の最終損益が9000万円の利益から2億3000万円の損失に転じるとの見通しを発表した。

売上高はほぼ従来予想通りの水準を確保するが、運送子会社の取扱量減とドライバー不足による用車比率の上昇でコストが大幅に増加したほか、上海現地法人で倉庫の保管スペースの拡張に見合う物量が想定を下回り、香港現地法人では取扱貨物の減少で賃借倉庫コストを補えず、営業利益予想を24.2%、経常利益も36.4%それぞれ引き下げた。

さらに、香港現地法人で賃借倉庫内で台風による漏水事故に対応し、災害補償金2800万円を特別損失に計上。繰延税金資産を全額取り崩す影響額を含め、法人税等調整額2億4700万円を計上するため、最終損益が大幅に悪化して赤字に転落する見通しとなった。