ロジスティクス日本通運が10日に発表した前3月期決算は、売上高が0.8%の減収となったものの、東南アジアでハラル対応ロジスティクスの拡大、国内でワンビシアーカイブズの株式取得、名鉄運輸との提携など、総合力を活かして幅広い分野で事業拡大に注力し、営業利益は7.8%の増益となった。
日本通運 | 2016年3月期本決算 |
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累計(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | (前年同期比) |
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売上高 | 1,909,105 | -0.8% | 474,232 | -6.5% | |
営業利益 | 54,778 | 7.8% | 2.9% | 16,271 | 1.2% |
経常利益 | 62,394 | 4.8% | 3.3% | 17,360 | -2.8% |
当期純利益 | 35,659 | 35.2% | 1.9% | 8,268 | 308.7% |
1月以降は収益の伸びが鈍りつつあるが、今期は国内外で地域特性に適応した事業展開、ワンストップ営業、アカウントマネジメントのグローバル展開による顧客起点の営業強化などに取り組み、売上高1兆9300億円(1.1%増)、営業利益570億円(4.1%増)、経常利益630億円(1%増)、最終利益360億円(1%増)と、増収増益を見込む。