サービス・商品落下・衝撃試験機の開発を手掛ける神栄テストマシナリーは24日、通販などに用いる小型包装貨物の落下試験に特化した新しい包装貨物落下試験機「DT-20e」を開発し、6月から販売開始すると発表した。
人の手による落下でしか衝撃包装性能を評価できなかった包装設計現場を対象に、普及型の包装落下試験機として提供する。人の手の落下試験では、包装貨物の傾きや設定する高さのばらつきが原因で、試験ごとの結果にブレが生じる可能性がある。
この製品では、落下アームの高速回転により包装貨物の姿勢を保ちつつ落下試験ができるため、再現性の高い試験を可能とした。また、落下動作はスイッチを押すだけなので、早いサイクルでの試験にも対応できる。
このほか、サイズやコスト面で導入が難しかった包装現場に設置できるよう、従来の機種に比べ、設置面積を8分の1、重量を4分の1まで抑え、コストダウンも行った。