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日本郵船、シンガポール当局と海難事故合同訓練

2011年11月21日 (月)
訓練風景

訓練風景

話題日本郵船は21日、同社のコンテナ事業を統括するシンガポール子会社「NYKグループ・サウスアジア社」と、シンガポールの船舶管理子会社「NYKシップマネジメント社」が今月15日、重大海難事故対応で現地港湾当局と合同訓練を行ったと発表した。

 

訓練は、コンテナ船「NYKテーミス」(総トン数7万6928トン)がシンガポール港を出港し、シンガポール海峡の分離通航帯へ東向きに入ろうとしたところ、入港しようとしていたコンテナ船と衝突し、船体の右舷後方に破孔が生じ、本船の燃料油約300トンが海上に流出した――との想定で実施。

 

NYKテーミスからNYKシップマネジメント社に緊急連絡が入り、同社と日本郵船、NYKグループ・サウスアジア社の3社が合同事故対策本部を設置した。事故に関する情報を実際に現地当局に連絡し、NYKテーミスの船体破孔部からの燃料油流出を最小限にするため、合同で事故処理対応を実施。重大海難事故発生時の関係者との連携、適切な情報伝達の重要性を再確認した。