パナソニック、マレーシアに太陽電池の一貫生産拠点

拠点・施設パナソニックは25日、マレーシアに太陽電池の生産拠点としてパナソニックエナジーマレーシア（マレーシアケダ州クリムハイテクパーク工業団地）を12月に設立し、ウエハからセル、モジュールまで一貫生産を行うと発表した。

新工場の年間生産能力は300MWとする予定で、2012年12月から生産を開始する。投資金額は450億円。

新工場建設により、太陽電池の生産量を拡大して需要に対応するとともに、ウエハ、セル、モジュールの一貫生産を実現することで、コスト競争力の強化を図る。

さらに、これまでのモジュール販売に加え、蓄電池などを組み合わせたシステム販売、パナソニックグループの総合力による「まるごとソリューション事業」との連携により、グローバル展開を加速していく。

■新会社の概要
会社名：パナソニックエナジーマレーシア
所在地：マレーシアケダ州クリムハイテクパーク工業団地
設立時期：2011年12月（生産開始2012年12月）
資本金：9億2000万リンギット（約225億円）
出資形態：パナソニックアジアパシフィック100％
事業内容：HITR太陽電池の生産（ウエハ、セル、モジュールの一貫生産）
建屋面積：約7万平米
従業員数：1500人程度
生産能力：年産300MW