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DHL、2万m2の大型ゲートウェイ施設を公開

2016年6月2日 (木)

拠点・施設DHLジャパンは2日、保税蔵置場を備え、貨物の集配を行う「港サービスセンター」も併設する新施設「東京ゲートウェイ」を公開した、と発表した。東京都新木場に、90億円投資し開設した。新施設の敷地面積は2万平方メートルで、旧施設の「東京ディストリビューションセンター」(TDC)の2倍の面積となる。

DHL、2万m2のゲートウェイ施設を公開

東京ゲートウェイは、首都圏に隣接する羽田空港と、成田空港からのアクセスに優れる江東区新木場で稼働していたTDCの近くに開設。TDCが担っていたゲートウェイ機能を引き継ぎ、拡大した。TDCは、貨物の集配拠点となる「DHL東京セントラルサービスセンター」に変換する。

加えて貨物自動仕分け装置を導入したことにより、自動の仕分け機能と減速コンベアの連携で、1時間に最大1万2000個の貨物仕分けを可能にした。また、TAPA認証のクラス-A基準に基づき設計・構築されており、200台以上の監視カメラ、自動X線検査機を備えることでセキュリティ対策を施した。

DHLエクスプレスCEOのケンアレン氏は「東京ゲートウェイは、DHLが単独のロジスティクス施設として日本に行った最大規模の投資となり、施設稼働により日本のネットワークは大幅に強化される」と述べたのち、同社がTPP協定の実施を前に貨物量拡大を優先課題としていることから「TPP実施を前に、日本での東京ゲートウェイを開設する運びとなった」と話した。