DHL新木場施設、GLPとの賃貸契約20年延長

財務・人事ドイツ系国際物流大手、DHLジャパン（東京都品川区）は19日、同社の国内最大規模の集配拠点「DHL東京ディストリビューションセンター」（東京都江東区）について、家主の日本GLP（東京都港区）との間で賃貸契約を更新したと発表した。再契約期間は2042年までの20年間、賃料は総額120億円にのぼる。新たに再生可能エネルギー設備を導入し、施設の脱炭素化を推進する。

▲GLP 新木場外観（出所：日本GLP）

▲再契約署名の様子（出所：日本GLP）

同施設は江東区新木場に立地し、地上5階建て、延べ1万8000平方メートル（敷地面積は1万1000平方メートル）。2002年、DHLのアジア太平洋地区最大（当時）の物流拠点として開設され、東日本地区の中核施設として同社の事業を支えてきた。以前は成田空港発着荷物の仕分け拠点だったが、16年に開設された東京ゲートウェイにその機能が移ってからは、集配拠点としての役目を担っている。

脱炭素化の取り組みとしては、施設の屋上全面（4000平方メートル）に太陽光パネルを設置し、施設全体の電力消費量の20%を再生可能エネルギーで賄う。照明器具のLED化も一層進め、ITを活用したシステムで電力消費量を削減する。