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トランスコスモス、中国コスメECのUNQに追加出資

2016年6月21日 (火)

ECトランスコスモスは20日、中国でコスメ・パーソナルケア・食品のEC向け流通を行う優趣匯(上海)供応鏈管理(UNQ、上海市)に追加出資し、資本・業務提携を強化することで合意したと発表した。これにより、トランスコスモスの出資比率は26.3%から39.9%へと高まる。

UNQは、資生堂、コーセー、サンスター、ユニチャーム、カルビーといった日本ブランドの正式なオンラインリテーラー向け販売代理権を得て、JUMEI、1号店、JD.comなど中国の大手オンラインリテーラー向けに卸・販売事業を行っているほか、UNQブランドでも出店し、TMALLでブランド旗艦店を運営。日本からの越境ECモデルを構築し、中国で日本ブランドの販売拡大への取り組みを強化している。

これら多方面からの取り組みで、同社は中国最大規模のEC向けコスメ・パーソナルケア・食品流通事業者として大きく売上を伸ばしており、2020年には600億円を上回る計画。

トランスコスモスは昨年3月にUNQと資本・業務提携を行って以来、EC向け流通事業者という立場で中国ECの商流に参画してきたが、今回の追加出資を機にUNQとの提携を強化し、トランスコスモスの顧客企業の優良商品を、中国大手オンラインリテーラーを通じて販売する。

さらに、これらの顧客企業の商品をASEANのECチャネルや欧米向け販路を活用して販売することで、自社の顧客企業の売上拡大に寄与する。