国内商船三井は28日、同社傘下の商船三井客船が運航する客船「にっぽん丸」が、東日本大震災後、福島県に初めて寄港する大型客船として相馬港と小名浜港に寄港したと発表した。
今回はJAふくしま未来とJA福島さくらの設立を記念したチャータークルーズを通じて寄港したもので、6月16日の相馬港出港時には、相馬市の立谷秀清市長から「にっぽん丸」の久保滋弘船長に記念品が贈られた。また、6月25日の小名浜港出港時には、地元の小学生が久保船長に花束と記念品を贈った。両港では、出港前に地元市民を対象とした船内見学会も行った。
商船三井は2015年9月、東日本大震災の被災地支援活動の一環として、岩手県・宮古港に寄港した「にっぽん丸」の船上で、宮古市長と宮古市在住の若者との対話会を開催している。