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UMCエレクトロニクス、中国拠点集約へ新会社

2016年6月29日 (水)

国際UMCエレクトロニクスは28日、中国に新会社を設立するとともに、同国で展開する4生産拠点のうち3生産拠点を新工場に集約する、と発表した。

同社は当初、深セン工場(平湖工場、深セン市)の賃借契約が終了したことを受け、生産能力を継続的に拡張させていくため、新たに広東省東莞市清渓鎮に工場(清渓工場)を借り受け、深セン工場と坂田工場(深セン市)を集約しつつ、2015年9月に買収した車載関連プラスティック射出成形金型会社を移転し、基板実装業務と成形業務の生産能力を増強する計画だった。

その後、社内で「最適な生産拠点」に関する検討を行った結果、東莞市清渓鎮の新工場候補地ではなく、よりインフラ設備や道路などの交通網が整備されている東莞市橋頭鎮で新工場(橋頭工場)を賃借し、子会社を設立して深セン工場、坂田工場、常平工場(東莞市)を集約する計画に切り替えた。

これにより、深セン工場と坂田工場が担う基板実装と、精密金型・成形品(常平工場)を一体運営する体制が整う。新工場への投資額は2500万米ドル(26億円)、延床面積3万8673平方メートル。