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商船三井の大型コンテナ船が「拡張パナマ」初通峡

2016年7月4日 (月)

話題商船三井は4日、同社が運航する1万TEU型コンテナ船「MOL Benefactor」(MOLベネファクター)が今月1日に顧客から預かった貨物を積載した商用コンテナ船として、初めて新パナマ運河を無事に通峡した、と発表した。

商船三井の大型コンテナ船が「拡張パナマ」初通峡

MOLベネファクターは3月に竣工したばかりのコンテナ船で、全長336.96メートル、全幅48.2メートルの「新パナマックス」型。従来のパナマ運河は通峡できなかったが、拡張によって通峡が可能となった。

現在は同社が所属するG6アライアンスのアジア・北米東岸航路(NYXサービス)に投入されている同船は、6月6日に青島を出港し、同月30日にパナマ運河に到着。翌7月1日にパナマ運河を経て太平洋側から大西洋側に抜け、次の目的地・ニューヨークに向けて出航した。

商船三井とパナマ運河の関わりは古く、1915年に商船三井が運航する船として初めて金剛山丸がパナマ運河を通峡したことに遡る。それから101年、同社はMOLベネファクターの通峡によってその歴史に新たな1ページを記したこととなる。