ロジスティクス川崎汽船は7日、船隊整備計画の一環としてオイルタンカー5隻を発注したと発表した。
同社が発注したのは次世代VLCC(載貨重量トン数20-30万トン級のオイルタンカー)3隻と、アフラマックス型(載貨重量トン数8-12万トン)タンカー2隻の合わせて5隻。
VLCC3隻のうち2隻の発注先は川崎重工業で、2017年、18年に1隻ずつ竣工。もう1隻は名村造船所に発注し、18年に竣工する。また、アフラマックス2隻はシンガポール法人を通じて発注、佐世保重工業で建造し、18年と19年に1隻ずつ竣工する。
これらの新造VLCCとアフラマックスは、バラスト水処理装置を採用して海洋生態系保護に配慮するなど、新規則に対応した最新鋭船となる。これにより、川崎汽船は既存船の代替を進め、収益の安定化を図る。
■新造VLCCの概要
新造VLCC主要目 | 新造アフラマックス主要目 | ||
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建造造船所 | 南通中遠川崎船舶工程有限公司 | 名村造船所伊万里事業所 | 佐世保重工業 |
竣工時期 | 2017年、2018年 | 2018年 | 2018年、2019年 |
全長:339.5m | 338.9m | 243.8m | 243.8m |
型幅 | 60m | 60m | 42m |
載貨重量トン | 31万1360MT | 31万300MT | 11万3000MT |
タンク容積 | 34万8500立方メートル | 35万1500立方メートル | 12万5400立方メートル |