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JFE、欧州ガスパイプライン向け鋼材を共同受注

2016年7月8日 (金)

荷主JFEスチールは8日、ギリシャのパイプラインメーカー「コリント社」、伊藤忠丸紅鉄鋼と3社共同で欧州のガス運搬用パイプラインプロジェクト「トランス・アドリアティック・パイプライン」(TAP)向け鋼材を受注したと発表した。

同社の幅広い商品対応力を活かし、熱延鋼板、厚板鋼板、UOE鋼管合わせて7万8000トン納入する。

TAPはスイスに本社を置くトランス・アドリアティック・パイプライン社が実行し、アルバニアやアドリア海を横断、カスピ海産の天然ガスをトルコ・ギリシャ国境からイタリアまで運搬する878キロのパイプライン案件。使用される鋼材の総量は52万6000トンにもなる。

熱延鋼板と厚板鋼板は、コリント社に原板として納入し、ギリシャで造管。鋼材はすべてJFEスチールの西日本製鉄所(福山地区)、東日本製鉄所(京浜地区)で製造し、年内に全量の出荷を完了する。