ビュージックス、M100スマートグラスを1割値下げ

サービス・商品ビュージックスコーポレーションは20日、同社の「M100スマートグラス」を1割値下げすると発表した。円高の進行に伴い、税別価格を従来より1割安い10万8000円で販売し、利用者数の拡大を図る。

M100スマートグラスは、Android OSで作動する無償のアプリ（M100OS）と連動して利用するウェアラブル端末で、ディスプレイ・マイク・スピーカー・マイクロSDといった機能を搭載する装置部分と、メガネフレームが同梱されている。同社は機能面を担うアプリのアップデートを継続的に行い、現在はバージョン2.6まで進んだことで、安定性が増した。

同梱されるメガネフレームは福井県鯖江市の三工光学と協力して開発したもので、掛け心地にも配慮。日常的にメガネをかけている利用者向けに、オプションでオーバーグラスを提供する。

同社によると、スマートグラスは販売パートナー企業を通じて多くの検証（PoC）が終わり、実導入事例が増えつつあるほか、利用者の拡大に合わせて第三者がこのスマートグラスで使用できるアプリを開発するケースもみられる。欧米では500台一括購入や定期的に100台単位で購入する企業が増加し、現場で本格的な利用が進んできたという。