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ベトナムのEC市場、85%が代引き決済利用

2016年7月20日 (水)

調査・データベトナムの消費者リサーチサービス「Q&Me」を運営するアジアプラス(東京都世田谷区)は20日、18-39歳のホーチミン・ハノイ在住ベトナム人を対象に「ベトナムのEC市場に関する消費者調査」結果を発表した。

ベトナムのEC市場、85%が代引き決済利用

調査結果によると、都市部在住ベトナム人の67%が「ECの利用経験がある」と回答。この中で「月に一度程度ECを利用するリピーター」は34%含まれる。人気サイトは「Lazada」「Hot Deal」「Tiki」などで、47%のEC利用者がフェイスブックサイトから商品を購入した経験があった。

EC利用に使うデバイスとしては、スマートフォンが全体の48%を占め、同国で急速にモバイルショッピングの利用が増えていることを裏付けた。スマートフォンの利用はブラウザ、アプリケーションでほぼ半数ずつに分かれた。

ECの利用が進む一方で、問題点として挙げられるのがキャンセル率の高さだが、今回の調査ではEC購入者の35%が「商品のキャンセル経験がある」実態が明らかになった。キャンセル理由は「商品に問題があった」「購入後に気が変わった」などが多数を占めた。

ベトナムのEC市場、85%が代引き決済利用

ECの利用にあたって85%のユーザーが「配達時の現金代引き」による決済を行っていることから、「商品受け取りまでにキャンセルが可能な環境となっている」ことが背景として考えられるという。