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日立物流、グループのフォワーディング事業を統合

2011年12月15日 (木)

ロジスティクス日立物流は15日、フォワーディング事業に関する許認可の一本化や、柔軟な経営戦略の策定・実行を狙いとして、同社グループのフォワーディング事業を統合するとともに、90%以上の議決権を保有するバンテックを完全子会社化すると発表した。

 

フォワーディング事業の統合は、日立物流とバンテックの同事業部門を分割し、グループ会社の日立物流シーアンドエア社に集約する。統合3社のフォワーディング事業の売上高は、約500億円となる。統合後、日立物流シーアンドエア社は「日立物流バンテックフォワーディング」に社名を変更する方針。

 

バンテックの経営陣は昨年4月、日立物流がバンテック株式に対する公開買付けを実施した際、「相当数の株主が公開買付けに応募せず、引き続き保有する可能性もあり得る」として、上場維持を前提に公開買付けへの賛同表明を行っていた。

 

しかし、完全子会社化とそれに伴う上場廃止によって、今後大規模な事業の再編・再構築を行っていくことにより、既存事業のシェア、収益の拡大へ向けた取組みの強化が可能となるほか、新規事業への取り組みも強化できると判断した。