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ライオン、全拠点でレンタルパレット導入

2016年7月22日 (金)

サービス・商品ライオンは今月から日用品パレット輸送に日本パレットレンタル(JPR、東京都千代田区)のレンタルパレットを全国の工場、配送拠点で一斉に導入した。

同社は主力の歯磨、ハンドソープ、洗剤など日用品のパレット輸送について、これまでの自社パレット運用からレンタルパレットの共同利用・共同回収システムの利用へと切り替えることでパレット納品業務の効率を高め、トラックドライバー不足への対応や物流拠点の労働環境の改善につなげる。

年間の利用予定枚数は70万枚で、国内でパレット輸送を行う全拠点に木製11型レンタルパレットを導入。これにより、季節波動による使用枚数の変動に対応。JPRが空いたパレットをまとめて回収する共同回収システムを利用し、ワンウェイでも利用できる環境を整えた。

同社の平岡真一郎・LOCOS推進部長は「JPRレンタルパレットサービスを導入するにあたり、2年の検討期間を設けた」と話す。導入に際し、JPRは単なるレンタルパレットの供給者としてでなく、ライオンの物流の現状を把握することから始め、パレット流通に関する詳細な状況分析、レンタルパレット導入による業務改善効果の試算、スムーズな移行などで支援したという。