荷主トヨタ自動車は16日、アルゼンチンでの車両生産会社「アルゼンチントヨタ」(TASA)が同国ブエノスアイレス州の工場の生産能力を増強したと発表した。
中南米でのIMVシリーズの高い需要に対応するため、11月に同工場の生産能力を年間6.5万台から9.2万台に増強したもの。このプロジェクト関連の投資額は約1億2600万米ドルで、TASAでは新規に約650人を採用した。
トヨタでは、TASAを中南米向けのIMVシリーズの供給拠点として、2005年からハイラックス、フォーチュナーの生産を行っている。これまで、年間生産6.5万台のうち、70%程度をブラジルなど中南米約10か国に輸出していたが、今後、年間生産の75%が輸出されることになる。