荷主トヨタ自動車は19日、アルゼンチンの車両販売・生産会社「アルゼンチントヨタ」が、サラテ工場の生産能力を現在の年間9.2万台から2015年末に14万台へ増強する、と発表した。能力増強に伴う投資額は、同時に行う既存設備の更新も含めて170億円となる。
トヨタは、アルゼンチントヨタを中南米向けのIMV供給拠点に位置付けており、12年には、年間生産9.2万台の70%にあたる6.3万台を、ブラジルなど中南米15か国に輸出した。今回の能力増強は、増加が見込まれる中南米の需要に対応するもので、増強後の輸出台数は11万台に拡大する。