荷主トヨタ自動車は25日、カナダの生産事業体「トヨタモーターマニュファクチャリング・カナダ」(TMMC)が、グローバル最適な生産体制構築の一環として2014年初頭に、ケンブリッジ工場で生産しているレクサスRX350の生産能力を増強するとともに、レクサスRX450hの生産を開始すると発表した。
RX350の生産能力を年間約1万5000台増強して8万9000台に、RX450hの生産能力は1万5000台とし、RX(RX450h・RX350)の生産能力は年間10万4000台となる。
これにより、TMMCの生産能力は現在の42万台から、13年初頭のウッドストック工場のRAV4生産能力増強分5万台を含め、14年初頭には50万台となる。今回の生産能力増強に伴う投資額は、サプライヤーなどでの関連投資を含めて1億ドル以上、新規雇用は400人となる。
現在この北米向けRX450h・RX350を生産しているトヨタ自動車九州では、他車種の生産台数増加もあり、カナダでの生産能力増強に伴う生産規模の大きな変更はないという。