ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

DIC、日立物流に中国の物流子会社を譲渡

2011年12月27日 (火)

ロジスティクスDIC(旧大日本インキ化学工業)は27日、中国・香港で物流事業を行っている連結子会社「DIC通運有限公司」の株式41.86%を、日立物流の連結子会社「日立物流ファインネクスト」へ譲渡することで合意したと発表した。これにより日立物流ファインネクストは、既に保有している持分と合わせて、DIC通運株式の90%を保有することになる。

 

株式譲渡により、DIC通運とその100%子会社「迪愛生物流(上海)有限公司」(DLCC)は、日立物流グループの連結子会社となる。DIC通運は花桜物流(香港)有限公司、DLCCは花桜物流(上海)有限公司へと社名を変更し、2012年1月から新体制で業務を開始する。

 

DICはことし1月、国内物流子会社のDICロジテックの株式を日立物流に譲渡したが、今回の合意により、香港・中国地域の物流事業でもアウトソーシング化を実現し、コア事業への特化と経営資源の選択・集中を進める方針。

 

日立物流は、香港・中国で化学品物流事業の深耕を図り、DICグループの現地法人と協業による合理化を進め、DICグループの中国事業拡大をサポートしていく。また、DLCCが中国で危険品輸送ライセンスを持つ数少ない日系企業であることから、同社のノウハウを活かすことで、インキ・ケミカル領域で営業展開を進め、中国国内の化学品プラットフォーム事業の展開に取り組むとしている。