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センコーが不動産事業に進出、仲介料流出抑制狙う

2016年8月17日 (水)

ロジスティクスセンコーは16日、不動産事業に進出すると表明した。数多くの物流センターを利用している状況を踏まえ、自社グループの不動産管理を担い、特に売買や賃貸の仲介業務にフォーカスすることで、不動産仲介料が外部に「流出」するのを抑制する狙い。

また、自社のニーズに合わない物件・用地情報が大量に発生していることから、外部に情報提供したり、仲介業務に携わるなど、センコーグループに集まる不動産情報を武器とした専門的な不動産会社として活動する。

新会社「センコー・リアルエステート」は6月3日に設立後、8月10日には業務に必要な許認可をすべて取得し、同日から営業を開始した。

グループの取引先とのネットワークを活かして広く不動産情報を集めながら、グループ各社の不動産取引に関わることで、ローコストな物件取得を図る。具体的には物流センター開発、不動産取引の仲介・コンサルティング、建物の賃貸、新築・建て替え・リフォーム、土地の造成・分譲などを行う。

同社グループには建物設計監理・不動産施設管理を行うセンコー・ファシリティーズ、物流センターなどを私募リートで運用するセンコー・アセットマネジメントといった専門会社もあることから、これらと連携した一貫サービスを提供していく。

■新会社の概要
商号:センコー・リアルエステート
設立日:2016年6月3日
資本金:2億円
株主:センコー100%
本社:東京都江東区潮見2-8番10号
事業内容:不動産の売買・仲介、住宅の建設・販売、土地の造成、建築工事のコンサルティングなど