

イベントジャパントラックショー2016では、75の企業による展示のほか、ドライバー不足対策、準中型免許制度、女性ドライバーの活躍推進、安全対策など物流業界が抱える問題をテーマに取り上げた講演やパネルディスカッション、事例セミナーなどが行われる。
■いすゞ「ドライバー不足に対する取り組み」
いま輸送業界が直面しているドライバー不足という大きな課題を踏まえ、いすゞが取り組んでいる「ものづくり」・将来を見据えた「先進技術開発」、そして輸送業界以外の来場者にトラックを身近に感じてもらうための取り組み紹介する。
■J-SCI「製造業が物流にどう取り組むべきか」を考える
続いて日産自動車で長年、物流業務に携わってきた安藤康行氏(J-SCIコンサルティング代表)は「製造業が物流に対してどのような取り組みを進めていくべきか」を考え、「運べない」という可能性にどのような対策が取れるのかを語る。
■国際物流総研「次世代ドライバーの採用の進め方」
ドライバー採用に力を入れて成功している運送会社事例を国際物流総研主席研究員の岩崎仁志氏が語る。
■LAC「デザイントラック導入で若手採用率向上」
エルエーシーが提案するのは、トラックボディーに色とりどりのデザインを施す「デザイントラック」を用いて「若手ドライバーの採用」につなげる取り組みだ。一見、関係が希薄そうな取り合わせだが、全国のトラック協会を回り、各地で「運送業界の未来」を考える勉強会を開催してきた同社の提案はいかなるものか。
ハマキョウレックスの大須賀正孝会長、国土交通省物流審議官、ダイワ運輸(神戸市西区)の木村泰文社長、国際物流総研の岩崎仁志主席研究員らが、物流業界で今何が起きていて、どう変わっていくべきかを語り合う。
■女性トラックドライバー2万人、大型免許保有女性13.4万人
トラックドライバーに占める女性の割合はわずか2.4%にとどまり、数にして2万人だが、大型免許を保有する女性は13.4万人に上る。「トラガールが物流の未来を変える」をテーマに、国交省自動車局貨物課の福田ゆきの氏が講演する。
■若年者・女性雇用時の「返済不要の助成金」解説
青木経営労務事務所代表の青木幸江氏は、若年者や女性を採用したとき、社員教育を行ったときなどに活用できる「返済不要の助成金」を解説し、「積極的な次世代活用」を呼びかける。
■パネルディスカッション「トラガールの日常」
トラック運送業界にとってドライバー不足は喫緊の課題。国交省で女性ドライバーの活用拡大に取り組む福田ゆきの氏と、女性ドライバーである「トラガール」3人が登壇し、「なぜドライバーになろうと思ったのか」「どんなことに困っているのか」など、女性を受け入れやすい業界にするために意見を交わす。
■「ドライバーが気をつけるべきヒューマンエラーのポイント」
神奈川県警の小坂直人氏が警察の立場から、ドライバーが気をつけるべき取り組みを解説する。
■準中型免許を取得するための疑問に回答
「竹の塚モータースクール」の尾台通久校長が、中型免許と準中型免許の違い、今の普通免許がどうなるのか、準中型免許の教習時間、来年4月入社の学生は3月中に取得できるのか――といった、準中型免許制度への疑問にわかりやすく回答する。
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