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福山通運2Qは増収減益、コスト増で利益圧迫

2025年11月11日 (火)

財務・人事福山通運が11日発表した2026年3月期第2四半期連結決算は、売上高が前年同期比4.6%増の1535億7300万円、営業利益が同19.5%減の36億1200万円、最終利益が44.3%減の30億4200万円と増収減益だった。物量確保が進む一方で、燃料費や減価償却費などのコスト上昇が利益を圧迫した。

主力の運送事業は、全国391拠点を生かした輸送ネットワークで荷動きは堅調に推移し、売上高は4.6%増の1193億3500万円を確保したが、コスト増により営業利益は24.6%減の23億円となった。貸切事業は、専用ブロックトレインやダブル連結トラックの活用などによる営業強化が奏功し、売上高が5.3%増の129億2800万円、営業利益が7.9%増の11億6000万円と好調。

流通加工事業は、倉庫機能を生かした複合一貫輸送で新規案件を拡大し、売上高が5.4%増の116億6000万円、営業利益が17.4%増の19億5300万円と2桁増益を達成した。国際事業は、海上運賃転嫁の遅れが響いたものの、海外輸送や通関業務の拡大で増収増益。8月にはタイのフォワーダーを買収し海外ネットワークを強化した。一方、その他事業では物品販売が低調で減益となった。

通期業績は、売上高が前期比4.6%増の3163億円、営業利益が同10.0%増の81億円、最終利益が48.6%増の130億円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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