デンソー、リードタイム短縮へメキシコに新工場

拠点・施設デンソーは10日、メキシコに生産拠点を持つ自動車メーカーの生産拡大に対応するため、デンソー･メキシコの新工場を同国中部地方のグアナファト州シラオ市に建設し、カーエアコンを生産すると発表した。

中部に新工場を設置することで、周辺地域に拠点を持つ顧客の近くで製品を生産・供給し、競争力強化を図る。新工場の総投資額は約5700万米ドル（約45億円）を計画しており、2015年までに約400人を採用する。ことし3月に着工し、2013年10月に生産を開始する。

デンソー・メキシコはメーター、空調制御パネル、バルブなどを製造しており、ヌエボ・レオン州アポダカ市に本社工場、同州グアダルーペ市に分工場を保有。新たに建設する工場は、第3工場となる。

■新工場の概要
所在地：メキシコグアナファト州シラオ市
稼動開始：2013年10月
投資額：約5700万米ドル（約45億円）
従業員数：約400人（2015年計画）
事業内容：カーエアコンの製造
建築面積：約2万5600平方メートル
敷地面積：26万6000平方メートル