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デンソー、メキシコの生産拠点を拡張

2013年7月11日 (木)

荷主デンソーは11日、メキシコの自動車生産の拡大に対応するため、同国の生産拠点「デンソー・メキシコ社」のシラオ工場を拡張すると発表した。

シラオ工場は、デンソー・メキシコ社の第3工場として3月に着工し、10月からカーエアコン、2014年1月からラジエーター、ウォッシャーシステムを生産する。今回の拡張で、オルタネーターの製造ラインを新設し、14年10月から生産を開始する。

工場拡張に伴う投資額は5140万米ドル(51億円)で、シラオ工場の建設に伴う投資額を加えた総投資額は1億840万米ドル(107億円)となる。

拡張でシラオ工場の従業員数は400人以上増加し、15年までに850人となる。

デンソー・メキシコ社はシラオ工場以外に、ヌエボ・レオン州アポダカ市に本社工場、同州グアダルーペ市に分工場があり、メーター、空調制御パネル、可変カムタイミング(VCT)システム、油量制御弁などを生産している。

デンソーでは「メキシコを北米事業拡大に欠かせない重要な成長市場と位置づけており、今回の生産拠点の拡張をはじめとする生産能力の増強など、今後も顧客対応力の向上に取り組んでいく」としている。