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パスコ、動態管理に「いざ」というときに使える新機能

2016年9月8日 (木)

サービス・商品運行管理の業務品質を高めるツールの一つに車両の位置情報を利用した動態管理があるが、大事故や災害時といった、この仕組みに真価を発揮してほしいときに必要な機能が備わっているものはあまりなく、「帯に短し襷(たすき)に長し」というのが実情だ。

配送計画支援システムと動態管理を柱とした「LogiSTAR」(ロジスター)を提供するパスコ(東京都目黒区)が8日発表したのは、正にこうした「弱点」を補うサービスだろう。

パスコ、動態管理に「いざ」というときに使える機能

▲通行規制情報

同社はロジスターシリーズの一つとして提供している動態管理「PASCO Location Service」(パスコロケーションサービス、略称PLS)で10月1日から危機管理機能を強化し、新たに自然災害リスク情報を利用できるようにする。

災害リスク情報サービスとして実績がある「DR-Info」(DRインフォ)の機能をパスコロケーションサービスのオプションとして実装するもので、日本道路交通情報センター(JARTIC)が提供する道路交通情報を用い、通行止めなどの通行規制情報を地図上に示す。

また豪雨や強風で発生する道路通行止め、土砂災害、内水氾濫の危険性を6時間先まで予測し、アラートマークを画面のヘッダー部に、対象箇所を地図上に、詳細情報をリストにして表示する。

パスコ、動態管理に「いざ」というときに使える機能

▲危険性予測情報

これらの機能を追加することで、運行管理者は事前の予測情報をもとに適切な運行判断・指示を行うための材料が手元に揃うことになる。

同社は今月13日から東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展2016に出展し、新機能を実装したパスコロケーションサービスの説明機会を設ける。いざというときに使えるシステムの候補として、実物を確かめてみてはいかがだろうか。

■問い合わせ先
パスコカスタマーセンター
TEL:0120-494-800
問い合わせフォーム:http://www.pasco.co.jp/contact/