センコー、道央地区で大型物流拠点が稼働

北広島PDセンター

ロジスティクスセンコーは12日、北海道北広島市に「北広島PDセンター」を11日に竣工し、同日から稼働を開始したと発表した。北海道全域を対象とした物流事業の拡大と荷主企業による物流拠点の分散化ニーズを狙う。

新センターは鉄骨造3階建て、延床面積2万5294平方メートルの大型物流拠点で、高床ホームに、23台が接車できる広いトラックバース、最大8.7メートルの高い天井、垂直搬送機に貨物エレベーターを完備。貸事務所のスペースも設置した。

省エネルギー型のLED照明、使用電力量を管理するための電力デマンド機器を導入するなど、環境面にも配慮。道央地区の中心部に位置する立地条件の良さや倉庫の規模、365日の生産体制などにより、多様な顧客ニーズに対応する。

イオングループの物流業務を行う「イオン北海道RDC」に隣接しており、この立地を活かしてイオングループと取引のあるメーカー、商社などの顧客の委託在庫センターとして機能させる狙いもある。

同社は、札幌地区でも物流体制の強化を図っており、老朽化した倉庫のスクラップ&ビルドとして、4月には新しい物流センターに着工。この物流センターが完成すれば、北広島PDセンターを含めた札幌・北広島地区の総保管面積は約1万坪の増強となり、総坪数は3万5000坪となる。

■北広島PDセンターの概要
所在地：北海道北広島市北の里3番6
敷地面積：1万5200平方メートル（4600坪）
建物構造：鉄骨造3階建て
延床面積：2万5294平方メートル（7651坪）、うち倉庫面積2万3364平方メートル（7068坪）、貸事務所90平方メートル（27坪）
設備：垂直搬送機2基、貨物用エレベーター2基
営業開始：2012年1月11日