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警固屋船渠、船内騒音コード適用の新造船引渡し

2016年9月20日 (火)

荷主警固屋船渠、船内騒音コード適用の新造船引渡し警固屋船渠(広島県呉市)は20日、新コードの「船内騒音コード」適用船として建造していた、フィリピン船主向け小型外航船3500立方メートル積みLPG運搬船を10日に引渡したと発表した。

船内騒音コードは、騒音による船員の健康被害、指示伝達の阻害対策などを理由に改正されたもので、総トン数1600トン以上で、(1)2014年7月1日以降の建造契約(2)15年1月1日以降の起工(建造契約がない場合)(3)18年7月1日以降の引き渡し――のいずれかに該当する新造船に適用される。

今回の新LPG運搬船は、8月初旬に実施した海上試運転で常用出力での船内の騒音計測を行い、全ての船室で船内騒音コードの基準値をクリアしている。

■本船概要
総トン数:3404トン
LPGタンク容量:1757立方メートルx2基(3514立方メートル)
主要寸法:全長97.22メートルx幅15.5メートルx深さ7.2メートルx喫水5.55メートル
主機関:2200キロワット1基
主発電機関:400キロワット3基バラスト水処理装置
バラスト水処理装置:1時間あたり300立方メートル