CEC、IoT活用した物流向け位置情報管理でシスコと連携

サービス・商品シーイーシー（CEC）は12日、IoTを活用して屋内外の継ぎ目なく位置情報を管理するソリューション分野でシスコシステムズと連携すると発表した。

同日から製造現場、物流倉庫、商業施設の人・設備・モノのデータを収集・分析する仕組みを共同開発し、「ムリ・ムラ・ムダ」を見える化することで効率化につなげるサービスを提供していく。

企業のIoT活用が急速に進むなか、同社は工場・物流倉庫向けのIoT分野で設備稼働率の改善、人・フォークリフトの移動距離短縮につながるソリューションを展開。特に位置情報の活用サービス分野では50社以上の導入実績を重ねてきた。

IoT機器の普及が進むに従い、有線から無線LAN環境への注目が高まり、屋内・屋外の利用を想定したネットワーク環境の設計、多数のセンサー機器を統合したデータ収集が欠かせなくなってきたことから、高い無線ネットワーク技術・機器を持つシスコと連携。IoT活用基盤となるネットワーク環境の構築からデータ収集・分析を統合した位置情報管理システムまで幅広い機能を提供する。

連携の第一弾として、シスコのロケーションサービス技術とCECの位置情報管理システム「RaFLOW」を連携させ、Wi-Fi機器の位置を取得して屋内・屋外問わず人や物の動線を可視化。さらに動態分析システム「スマートロガー」と連携することにより、作業者の「いつ・どこで・誰が・何を」といった動態データの収集・分析を自動化する。