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フェデックス、パリにパンダ2頭を輸送

2012年1月27日 (金)
到着後にリラックスした様子を見せるホワンホワン

到着後にリラックスした様子を見せるホワンホワン

話題フェデラルエクスプレス(フェデックス)はこのほど、歓歓(ホワンホワン)と圓仔(ユアンザイ)の2頭のジャイアントパンダ(ともに3歳)が中国の成都大熊猫繁育研究基地から仏パリのシャルル・ド・ゴール国際空港へ輸送し、無事に到着したと発表した。

 

パリの動物園「Zoo Parc de Beauval」(ゾオ・パフク・ドゥ・ボヴァル)の協力を得て、2頭の「中国大使」を載せたボーイング777型フレイターの特別チャーター機「フェデックス・パンダ・エクスプレス」は15日正午(現地時間、日本時間午後8時)にパリに到着した。フランスでジャイアントパンダが飼育されるは10年ぶりだという。

 

2頭は、ノンストップの専用チャーター便内でそれぞれ特別にしつらえたコンテナ内で眠ったり、笹を食べたりしながら快適な空の旅を送った。フライトには中国の獣医兼飼育係とパリの動物園の責任者が同乗し、2頭を細心の注意を払って見守った。

 

フェデックスは今回、希少なパンダの安全確保のための専門チームを含む輸送サポートを提供した。2頭のパンダは、シロサイやペンギンなど世界有数の希少貨物の輸送経験を持つベテランパイロット3人が操縦するフライトで輸送した。

 

機長を務めたポール・カッセル氏は「歓歓と圓仔を載せた機体を操縦し、2頭の新天地となるフランスに送り届ける貴重な瞬間に立ち会える名誉に預かることができ大変光栄だ」と語った。

 

シャルル・ド・ゴール国際空港に到着後、2頭のパンダはフェデックスの車両に載せられ、新たな家となるゾオ・パフク・デゥ・ボヴァルまで運ばれた。輸送には仏当局も帯同した。動物園に到着した歓歓と圓仔は、新たに設けられた立派な中国エリア内にある特別仕様のケージの中で2頭一緒に飼育される。