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フェデックス、英国へジャイアントパンダを輸送

2011年12月5日 (月)
フェデックス・パンダ・エクスプレスに搭乗する陽光(ヤングアン)

フェデックス・パンダ・エクスプレスに搭乗する陽光(ヤングアン)

話題フェデラルエクスプレス(フェデックス)は5日、2頭のジャイアントパンダを載せた同社のボーイング777型フレイターの特別チャーター機「フェデックス・パンダ・エクスプレス」が4日午後1時(英国時間、日本時間は同日午後10時)に英国・スコットランドエジンバラ国際空港に着陸したとを発表した。英国でジャイアントパンダが飼育されるは約17年ぶり。

 

フェデックス・パンダ・エクスプレスは4日朝に中国・成都を出発し、陸路を経由して雌の甜甜(ティアンティアン=「かわいいもの」の意、8歳)と雄の陽光(ヤングアン=「陽光」の意、8歳)をスコットランドのエジンバラ動物園まで輸送した。

 

2頭のパンダはチャーター機内でそれぞれ特別にしつらえた大型のコンテナに収容され、「機内食」として用意された笹、リンゴ、人参、スペシャルパンダケーキやミネラルウォーターなどを食べながら自由に動き回ったり、透明なプレキシガラスの檻の中から外の様子を覗いたりと、快適な空の旅を送った。フライトには、エジンバラ動物園と中国・雅安碧峰峡大熊猫保護基地から獣医1人と飼育係2人が同乗し、2頭を細心の注意を払って見守った。

 

フェデックスは、今回の輸送に世界で最も燃費効率に優れた航空機の1つであるボーイング777型フレイターを使用。途中給油の必要がなく、最短の輸送時間でエジンバラまで到着。搭載された騒音低減技術により「貨物室でも静かなフライトを実現できた」としている。

 

甜甜と陽光はスコットランド到着後、VIP待遇で最大限の安全を確保するために警察が護衛した特別塗装を施したフェデックスの車両で、エジンバラ動物園まで輸送した。フェデックスでは、移動中の甜甜と陽光の様子を特設専用サイトで公開している。

 

■輸送中の様子(英語)
http://blog.fedex.com/panda-express