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加賀電子、タイの生産拠点を移転、海抜高度を考慮

2012年1月30日 (月)

拠点・施設加賀電子は30日、タイ子会社の加賀エレクトロニクス(タイランド)社のアユタヤ工場を閉鎖し、新たにアマタナコン工場を開設すると発表した。

 

アユタヤ工場は昨年10月の洪水で罹災しており、排水は完了しているが、事業再開に際して「海抜が高く洪水の懸念の少ないアマタナコン工業団地に工場を新設し、生産を開始する」ことを決めたもの。

 

生産品目や生産能力は大きな変更を加えないが、高密度実装基板や車載向け基板などに対応するクリーンルームを設置し、静電気、温度湿度管理、コンタミ対策などを強化した最新鋭工場とする。

 

また、将来の人件費アップに対応するため、自動化設備を導入して省人化を進め、品質向上につなげる。2月から一部、4月に全面生産を開始する。アユタヤ工場は賃借物件であることから、原状復帰完了後に閉鎖する。

 

■新工場の概要
所在地:タイチョンブリ県アマタナコン
生産品目:PCBA(主に事務機器、空調機器、車載用基板)
敷地面積:1万144平方メートル(賃貸)
建屋面積:5250平方メートル(賃貸)