荷主積水樹脂は25日に発表した新たな中期経営計画のなかで、欧州の梱包用バンド事業子会社「セキスイジュシストラッピング」(オランダ)の今後の事業展開について、「総合物流業への拡大を図る」ことを柱とした欧州戦略を打ち出した。
セキスイジュシストラッピングは欧州持株会社「セキスイジュシヨーロッパホールディングス」傘下の梱包用バンド事業会社で、2011年1月に設立した。
積水樹脂は新事業戦略として「梱包結束用バンド、人工木材、農業資材、防音壁などコア製品のリサイクルシステム構築」を掲げ、新たなビジネスモデルを確立することで利用者の囲い込みを図る考えで、セキスイジュシストラッピングは今後、総合物流事業への拡大を目指すことにより、グループ製品を駆使して工場ソリューションビジネスの展開へとつなげていく方針。