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物流連、45団体・企業の物流業界重大ニュースを発表

2016年12月9日 (金)

ロジスティクス日本物流団体連合会(物流連)は9日、2016年の物流業界重大ニュースをまとめ、発表した。会員団体・企業から重要なニュースをそれぞれ1件選定してもらい、陸海空45件の物流団体・企業から回答を得た。業界団体、企業の国内案件、国際案件に分けてまとめた。

■業界団体ニュース

国際展開・人手不足対応に関連する2調査報告書を完成・公開日本物流団体連合会「日本の物流の強みを確認し、その普及を図るための調査」と「トラック幹線輸送における手荷役実態アンケート調査」をとりまとめ、公表した。
大口・多頻度割引最大50%、2017年度継続へ全日本トラック協会2017年度税制改正・予算要望の最重要項目の一つである「高速道路料金の大口・多頻度割引最大50%の延長」について、2017年度末迄の継続が決定した。
4年続く「鉄道コンテナお試し輸送」の好調全国通運連盟お試しキャンペーンは、本年度上半期も、対前年同期比で6%伸長し、4年連続で高い利用となった。特に新規利用が16%を超え、鉄道輸送へのニーズは引き続き高い状況にある
海事産業界が連携してPR活動を拡大「船ってサイコー2016」を展開日本船主協会関係省庁と日本財団が中心となり推進した「海と日本プロジェクト」に今夏も参画。海事産業界の連携を強め、商船や造船所などさまざまな見学会を展開。
内航海運の将来像を描く新たな内航ビジョン策定に向けた議論開始日本内航海運組合総連合会国土交通省にて、4月から「内航海運の活性化に向けた今後の方向性検討委員会」が設置され、中長期の内航海運の姿を見据え、今後のあるべき姿と、取り組むべき方向性について議論が開始された。
JIFFA創立35周年を迎える国際フレイトフォワーダーズ協会国際フレイトフォワーダーズ協会は、ことし10月で35周年を迎えた。11月1日付け会員数は、502社(正会員479社・賛助会員23社)。また、5267人が「国際複合輸送士」の資格認定証を取得している。
IATA-FIATA航空貨物プログラム(IFACP)の協力協定の調印航空貨物運送協会IATA貨物代理店プログラムを廃止し、フォワーダーと航空会社が対等のパートナーとして参加するIFACPの実施に向けた協定がIATA-FIATA間で調印された。
初年度中継輸送実証実験モデル事業無事完了、次なるステージへ日本ローカルネットワークシステム協同組合連合会国土交通省の実証実験を初年度からJLが参加、「働き方」をかえる抜本的な取組として、1つの行程を複数人で分担する「中継輸送」の拡充・定着化をめざした実証実験に取り組んだ。

■国内ニュース

西日本のモーダルシフトを促す清水/大分定期航路の開設川崎近海汽船清水港と大分港を結ぶ新規RORO定期航路を本年10月に開設。これにより関東、九州間のモーダルシフトを促し、ドライバー不足問題の解決に貢献する。
本宮支店、営業開始近物レックス2016年12月、福島県本宮市に人員不足の解消を視野に入れ、幹線便の効率化を図り、東北と首都圏のドッキング輸送を担う新たな拠点ターミナルを開設。
開発を加速:7棟・延床面積60万平方メートルを着工グローバル・ロジスティック・プロパティーズ関東・関西・中部地区でGLP流山I・II、GLP吹田など7棟を着工とともにGLP五霞、GLP枚方IIIなどの開発も発表、開発・運営する施設は107棟。
福岡県糟屋郡須恵町に新規拠点「須恵営業所」を開設佐川グローバルロジスティクス先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL」での九州エリアの戦略拠点。グループ各社との連携により、「オーダーメイド物流」をご提供。
中部以西の事業所を会社分割しロジネットジャパン西日本に統合札幌通運4月1日付で、会社分割により、西日本・中部地区での営業活動、事業基盤を強化するためのグループ組織再編を行った。
東京湾岸エリアに「セイノーロジ・トランス新木場」完成西濃運輸国内物流と国際物流の接点として、TC物流機能とDC物流機能を一体型で24時間提供する西濃運輸最大規模の複合ターミナルが3月から稼働。
顧客の声からうまれた「e2便BOX」を発売セイノースーパーエクスプレス高さを2段階に変えられるリーズナブルボックスを利用し、段ボールを使わずに輸送可能。固有の番号付結束バンドでロックし機密性の高い新サービスを展開。
3拠点の再整備によるネットワークの拡充第一貨物滋賀支店(1月)、京都支店(6月)、庄内支店(11月)を新施設へ移転オープンした。拠点の再整備によりネットワークの拡充を行った
第66回全日本実業団バドミントン選手権大会で優勝トナミ運輸全日本実業団バドミントン選手権大会(6月29日-7月3日・福井県)で、トナミ運輸男子バドミントンチーム優勝。(2連覇・10度目)
第1 「咲カセルロジ女フォーラム」開催ニチレイロジグループ本社2016年2月10日、ニチレイロジグループでの女性活躍推進のキックオフイベントとして女性フォーラムを開催。4月には女性活躍推進室も設置した
本牧埠頭A突堤コンテナターミナルの南本牧埠頭への移転・集約日新2か所のコンテナターミナルを高規格の南本牧埠頭MC-1へ集約することで、荷役の効率化を図り、顧客の利便性の向上と船舶の大型化へ柔軟に対応する。
群馬県に中継モータープールを新設日鉄住金物流群馬県内へのスムーズな納入、輸送効率の向上を目的とし、2016年5月、伊勢崎市に車両中継基地を新設。
自動車専用運搬船「光洋丸」就航日本海運5月、「第八光洋丸」の代替船として、社船「光洋丸」が就航。総トン数:4238トン、積載能力:自動車600台、主要航路:広島から堺・衣浦。
全国初となる新幹線と貨物列車の共用走行を開始日本貨物鉄道3月の北海道新幹線開業に伴い、青函区間における共用走行を開始。同区間専用の新型機関車を投入するなど、万全の安全対策を講じ、順調に運行を続けている。
NIKKON SMART CARRY(21メートルフルトレーラ)、本州縦断日本梱包運輸倉庫次世代環境型21メートルフルトレーラをNIKKON SMART CARRYと命名。岩手-熊本1800キロ超の幹線を乗継ぎ運行にて開始。
高機能型物流施設「ダイナベース」着工(2018年7月竣工予定)日本自動車ターミナル京浜トラックターミナル(大田区平和島)に、延床97000平方メートル地上5階、ダブルランプウェイ、免震構造、アメニティ設備充実の「ダイナベース」を着工した。
グループ会社(ジェイアール貨物・インターナショル)との合併日本フレートライナー同じJR貨物グループの日本フレートライナーと旧ジェイアール貨物・インターナショナルが合併し、鉄道利用運送と国際輸出入貨物取扱を同一会社で行える体制を整えた。
東京北部郵便局の本格稼働日本郵便埼玉県和光市の東京北部郵便局で、エリア内の郵便局の内務作業を集中し、機械による本格的な効率化を開始した。
6棟のプロロジスパークが竣工、国内開発実績が84棟554万平方メートルにプロロジス千葉ニュータウンや茨木(大阪)などに6棟が竣工。東松山や市川での開発着手に加え、新マーケットとして、つくばや猪名川町(兵庫)でも開発を決定
横浜・南本牧において、定温倉庫新設に着工三井倉庫横浜港南本牧ふ頭で、延床面積9500坪の大型定温倉庫着工。関東圏一体を広くカバーする新たな基幹施設として、来年10月下旬竣工予定。
ヤマトグループが総合物流ターミナル「中部ゲートウェイ」を竣工ヤマト運輸9月、厚木・羽田に続いて、愛知県豊田市に、スピード輸送ネットワークと付加価値機能を一体化する総合物流ターミナル「中部ゲートウェイ」を竣工。

■国際ニュース

次世代環境対応「DRIVE GREEN HIGHWAY」竣工川崎汽船川崎汽船の環境技術の集大成ともいえる究極の省エネと環境保全を追及した7500台積み自動車運搬船「DRIVEGREENHIGHWAY」を竣工。
アジア市場に積極投資。インド、タイ、ミャンマーで新会社、新事業鴻池運輸インドで(1)医療材料SCM構築へカタログ作成(2)鉄道コンテナ輸送事業会社設立。タイで鋼材輸送合弁会社、ミャンマー・ティラワSEZで独資会社を設立。
SGホールディングス、佐川急便、日立物流との戦略的資本業務提携佐川急便世界に挑戦する物流企業として、両社の強みであるロジスティクスとデリバリーの融合によるシームレスな総合物流サービスの実現に向け、戦略的資本業務提携を締結した。
ベトナムの物流会社「VINAFCO」へ追加出資し更に連携を強化渋澤倉庫新倉庫建設などで業績拡大の同社に、今年9月9.8%の株式を追加取得し、44.9%を保有、今後は共同営業での連携をより強化し、シナジー効果の拡大を目指す
東南アジアでの物流サービス体制を拡充住友倉庫10月に住倉ロジスティクスインドネシア会社を設立、タイではレムチャバン地区に新倉庫が竣工。東南アジアでのサービス体制を拡充し業務拡大を図る
保冷コンテナを利用した定温輸送新商品「PRIO IB」販売開始全日本空輸生鮮品に加え、冷蔵や冷凍の厳格な温度管理が求められる医薬品や化学品など、さまざまな貨物輸送に関し、一定温度で長時間の航空輸送が可能となった
成田空港の総発着回数・定期乗り入れ航空会社数が開港以来最高成田国際空港2016年冬ダイヤは新規就航や増便などにより、総発着回数4610回/週、航空会社数93社と最高値を更新。就航都市数は国内外合計124都市。
7月1日、日陸はタイに現地法人を設立した日陸日陸は、化学品・危険品の総合物流企業として日本での高品質な物流サービスをタイ、ASEAN地域でも提供していく。
輸送用・移動式保管庫としての鮮度保持機能付コンテナを開発日通商事生鮮品の鮮度保持機能付20フィートリーファーコンテナ「freshbank」を開発し、実証実験に取り組む。2017年販売開始予定。鮮度保持しながら輸送・保管が可能。
日本石油輸送国際輸送用ISOタンクコンテナ1000個体制に日本石油輸送2013年からスタートした国際輸送向けタンクコンテナオペレーティング事業も順調に4年目を迎え、運用個数も1千個を突破した。
アジア向けデジタルマーケティング事業の取り組み強化日本通運JTB、三越伊勢丹HDSと合弁で"FunJapanCoミリメートルunications"を設立。JALとは業務提携。インバウンド需要、「日本ブランド」の売り込みを異業種連携で支援。
カンボジア王国に100%子会社を設立日本ロジテムカンボジア王国プノンペン市に日本ロジテム100%出資で現地法人を設立。インドシナ半島地域5か国目の進出となり同地域でネットワークを拡充。
SGホールディングス・佐川急便との戦略的資本業務提携を締結日立物流世界に挑戦する物流企業として、両社の強みであるロジスティクスとデリバリーの融合によるシームレスな総合物流サービスの実現に向け、戦略的資本業務提携を締結した
タイとインドネシアに新倉庫を相次ぎ建設フジトランスコーポレーション8月末にタイで第二倉庫を、11月にはインドネシアで初の自社梱包倉庫を新設し、営業開始。AECの成立を背景に拡大するASEANの物流需要に対応する。
4月1日丸運国際フレート株式会社を吸収合併丸運航空貨物輸出入業で高度化・複雑化する顧客ニーズに、より迅速かつ適切に対応するため、連結子会社であった丸運国際フレートを吸収合併。
インドネシア・MM2100工業団地内で配送センター建設に着手三菱倉庫第1期として定温庫、保冷庫、冷凍庫を完備し、更にセントラルキッチンを併設した配送センター(1万8000平方メートル)の建設工事に着手した。来年7月に竣工予定