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川崎汽船、インドネシアで二輪車長距離輸送に参入

2012年2月20日 (月)
二輪車3段積みシャーシ

二輪車3段積みシャーシ

ロジスティクス川崎汽船は17日、インドネシア現地法人の陸送グループ会社が、今月から日系二輪車製造会社の長距離輸送を開始したと発表した。ジャカルタ市の配送センターからジャワ島のスマラン市、バンドン市の二か所のデポまで、現地メーカーと共同開発した3段積みシャーシを利用して輸送し、効率向上を図る。

 

同社はこれまで、ジャカルタ市の工場から配送センターまでの近距離シャトルサービスを受託していたが、この実績が評価され、長距離輸送に参入したもの。今後、インドネシアで、ほかの主要都市に点在する国内拠点までのサービス網の拡大を進める。

 

2010年12月に二輪車国内輸送用の3段積みシャーシを現地メーカーと共同開発し、インドネシアで特許を取得。一台につき100台のスクーターを積載可能で、2段積みシャーシに比べて3割以上積載率が上がるという。同社は「交通渋滞が深刻なインドネシアでは、CO2削減で環境改善にも貢献する画期的な輸送手段」としている。二輪車の拡大基調が見込まれるインド・中国・ASEAN諸国でも特許申請手続きを完了した。