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テラドローンが豪州進出、活用分野拡大

2017年1月30日 (月)
テラドローンが豪州進出、活用分野拡大
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国際テラドローン(東京都渋谷区)はこのほど、オーストラリアに子会社を設立し、日本で実績のある土木測量のほか鉱山・オイルガス・鉄道点検などの分野でドローンを活用していくと発表した。規制緩和が進むオーストラリアでこれらの事業を構築し、日本はじめ各国への横展開を目指す。

同社は豪州への進出に際し、2016年11月から6回にわたって同国の訪問調査を実施、イノベーション推進を掲げるクイーンズランド州政府の支援を得て拠点設立に至った。

今後は親会社テラモーターズの海外展開ノウハウを活用しながら、日本で実績のある土木測量事業だけでなく、オイルガス、マイニング、鉄道の点検など独自開発中の技術を用い、「日本にはまだないサービス展開」を行う。

同社が海外拠点として豪州を選んだのは、先進技術を活用した新サービスに挑戦しやすい環境が大きい。同国ではドローンの規制緩和・イノベーション推進策が進んでおり、人件費が高いという事情も裏を返せばドローンなどロボットによる効率化のニーズが高い、ということになる。加えて「ドローンサービスに関する競合がまだあまりいない」ことも拠点設立の理由となったという。

(画像:左・クイーンズランド州副首相Jackie Trad氏、右・テラドローン代表徳重徹氏)