ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日販、物流の再構築へ組織改訂

2017年3月6日 (月)

荷主日本出版販売は6日、輸配送問題の解決や物流の再構築などを目的に、4月1日から2018年3月31日までの組織改訂を決定したと発表した。

同社は、「今後も出版輸送を維持していくためには業界全体が協力して改革に挑戦することが必須」とし、輸配送改革推進室を新設して輸配送問題の解決に取り組む。

加えて、雑誌販売量の減少が続いたとしても継続できるよう、流通計画室に雑誌物流再構築PTを新設。王子流通センターに書籍送品物流再構築PTを新設し、書店のニーズや業態・売場の変化に応えるため、JANコードに対応した物流や各種サービスのレベルアップにつながる在庫の構築を加速させる。

コンビニエンスストア取引の強化に向けCVS部に売場企画PT、流通・業務改革PTを新設。売場企画PTは、書籍やPB商品の提案、チェーン別のMDを強化することで、コンビニエンスストアに新しい商品・売場を提案し、流通・業務改革PTは生産性が極端に悪化してしまった業務を根本から見直し、「徹底した効率化」の実現を目指す。

オフィスワークの生産性向上へ管理部にオフィスワーク改革PTを新設。さまざまなITインフラ、テクノロジーの活用、制度・ルールの導入を進め、ホワイトカラーの生産性向上に取り組む。

また、図書館営業部第二課を廃止し図書館選書センターを新設する。選書センターを組織として独立させ、見本展示による選書だけではなく、コンシェルジュによるアドバイスや選書サポート、イベント・フェアの展開等へ一層力を入れることで、センター設立の価値を高める。